はじめに:その一着が、地球の未来を変えるかも
新しい服を買う時のワクワク感は、何物にも代えがたいものです。
しかし、その一方で、ファッション産業は、石油産業に次いで環境負荷が大きい産業の一つだとも言われています。
「おしゃれは楽しみたい、でも環境問題も気になる」。
そんなジレンマを抱えるファッション好きのあなたへ、カーボンクレジットを活用して、おしゃれと環境貢献を両立させる方法を提案します。
ファッションが環境に与える影響
一着の服が私たちの手元に届くまでには、多くのエネルギーが使われ、CO2が排出されています。
- 原料の生産:綿花の栽培には大量の水と農薬が、ポリエステルなどの化学繊維の生産には石油が必要です。
- 製造・加工:生地の染色、縫製、加工の過程で、多くの電力と水が消費されます。
- 輸送・販売:生産国から消費国へ、そして店舗へと、世界中を旅する過程でCO2が排出されます。
- 廃棄:ファストファッションの台頭により、衣服の大量生産・大量廃棄が深刻な問題となっています。
焼却されればCO2が、埋め立てられれば有害物質が土壌を汚染する可能性があります。
おしゃれ好きが、まず実践したい3つのアクション
カーボンクレジットの話の前に、まずは日々の選択で排出量を減らす(リデュースする)意識が大切です。
- 一着を長く大切に着る:流行を追いかけるだけでなく、質の良い、本当に気に入った服を、手入れをしながら長く着ること。
これが最も効果的なアクションです。
- サステナブルな素材を選ぶ:オーガニックコットンやリサイクルポリエステルなど、環境負荷の少ない素材から作られた服を意識的に選んでみましょう。
- 古着やレンタルサービスを活用する:新しい服を買う代わりに、古着店やフリマアプリ、ファッションレンタルサービスを利用することで、一着あたりの環境負荷を大幅に下げることができます。
ファッションの「環境コスト」をオフセットする
これらのアクションを実践した上で、それでも新しい服を買う楽しみは捨てがたいもの。
そこで、カーボンクレジットの出番です。
例えば、「今年は新しい服を5着買ったから、その生産・輸送にかかったであろうCO2排出量を計算して、オフセットしてみよう」という考え方です。
厳密な計算は難しいですが、例えば「Tシャツ1枚のカーボンフットプリントは約7kg」といった目安を参考に、大まかな量を算出して、その分のクレジットを購入します。
購入するクレジットとして、例えば、発展途上国で廃棄された衣類をリサイクルするプロジェクトや、工場のエネルギー効率を改善するプロジェクトなどを選べば、あなたの貢献がファッション産業の課題解決に直接繋がります。
まとめ:責任ある選択が、あなたをより輝かせる
サステナブルな視点を持って服を選ぶこと。
そして、自分の消費に対して、カーボン・オフセットという形で責任を持つこと。
それは、あなたの内面的な美意識を高め、ファッションをより深く、知的に楽しむことにも繋がります。
環境への配慮という新しい「スパイス」は、あなたのスタイルを、より一層魅力的に輝かせてくれるはずです。…