個人購入の疑問を解決!カーボンクレジットQ&A

はじめに:そのギモン、ここで解決します!

カーボンクレジットに興味はあるけれど、「実際どうなの?

」という具体的な疑問や不安が、最初の一歩をためらわせる原因になっているかもしれません。

そこで今回は、個人がカーボンクレジットを購入する際によく抱く質問をQ&A形式でまとめました。

あなたの「?

」を「!

」に変えて、安心してスタートを切りましょう。

よくある質問と回答

Q1. カーボンクレジットって、具体的にいくらぐらいで買えるの?

A1. 価格はピンキリです。

クレジットを生み出したプロジェクトの種類、認証基準、需要と供給のバランスによって、1トンあたり数百円のものから数千円、あるいはそれ以上のものまで様々です。

一般的に、CO2削減効果に加えて、生物多様性の保全や地域社会への貢献といった付加価値(コベネフィット)が大きいプロジェクトのクレジットは、高値で取引される傾向にあります。

Q2. 買ったクレジットは、また売ることはできますか?

A2. はい、可能です。

これを二次取引と呼びます。

ただし、個人向けの取引プラットフォームによっては、購入(一次取引)はできても売却機能がなかったり、売買できるクレジットの種類が限られていたりする場合があります。

投資目的で購入を考えている場合は、利用したいプラットフォームが二次取引に対応しているかを事前に必ず確認しましょう。

Q3. 「無効化(Retire)」って何のためにするの?

A3. これは非常に重要な手続きです。

「無効化」とは、購入したクレジットを「使用済み」の状態にし、市場で二度と取引できないようにすることです。

自分のCO2排出量を埋め合わせる「カーボン・オフセット」目的でクレジットを購入した場合、この無効化を行って初めて「オフセットが完了した」と証明されます。

無効化しない限り、そのクレジットは単なる金融資産としてあなたの手元にあるだけで、環境貢献したことにはなりません。

Q4. 利益が出たら、税金はかかりますか?

A4. はい、かかります。

カーボンクレジットの売買によって利益(譲渡所得)が生じた場合、原則として雑所得などとして課税対象となり、金額によっては確定申告が必要です。

税金の扱いは、株式やFXなどとは異なる場合があるため、詳しくは所轄の税務署や税理士にご確認ください。

Q5. どのプロジェクトを選べばいいか、全く分かりません!

A5. 迷ったら、自分の「好き」や「共感」を基準に選んでみてはいかがでしょうか。

例えば、

  • 好きな旅行先の国の森林保護プロジェクト